先日、お客様からお預かりしたカードが『TRIMMED CARDS』となり、ラベル発行・ケース格納されずに戻ってきた事例がありました。
Beckett公式サイトに関連する記事がございましたので一部翻訳をして掲載いたします。
HOW TO SPOT AND PROTECT YOURSELF FROM TRIMMED SPORTS CARDS
引用元:beckett.com
目次
TRIMMED CARDS(トリムド カード)とは
TRIMMEDとは、カードの端または端の一部をカットして、白欠けを取り除いたり、センタリングを実際よりも見栄えよくしたりすることです。
生産時の状態を再現するために、ペーパーカッターまたは他の機材を使用してエッジが「再カット」されているカードがまれに見られます。しかし、生産時のカットを再現することはもちろんですが、カードの経年劣化をリアルに再現することは非常に困難です。
カードは経年、手や空気に触れることで劣化をしていきます。これによりわずかであってもエッジが変色します。新しくカットまたは研磨されたエッジは、表面が露出し、自然の経年劣化で変色したエッジと比較して「新しく」見えます。
上端がトリミングされています。トリミングされているだけでなく、面取りされており、ガラスのように滑らかです。エッジに沿って摩耗や欠けがほとんどないことが分かります。
トリミングされている可能性があるカード
ライトエッジ
1つのエッジまたはエッジの一部が他のエッジよりも色味が明るい場合、これはどこかのエッジがカットされ、経年変化した元のエッジよりも新しい面が露出していることを示す危険信号です。
エッジまたはエッジの一部の織目が合わない
エッジまたはエッジの一部がガラスのように滑らか、もしくはほんの少しだけでも滑らかになっている場合、これは確実に切断/研磨の跡です。
ヘアリーエッジ
カードを平らに置き、真上からエッジを注意深く見てみると、わずかですが繊維が突き出ているのがわかります。これは、エッジが研磨/やすりがけされていることを示しています。
この角度から面取りが見えます。エッジの表面から外側に向かって突き出す繊維に注目してください。
コーナーが一致しない
四つ角のいずれかに被ってエッジをカットすると、コーナーの摩耗がエッジと一致しなくなる場合があります。たとえば、折り目がついた角は三角形になります。その角にかかるようにエッジが切り取られると、三角形の両辺は均一ではなくなり、偏って見えます。
BGS鑑定ではトリミングが発見された場合、鑑定自体は行ったということで鑑定料の返金はありません。
カードを購入する際や、鑑定結果を良くしようと手を加える行為など注意しなければならないですね。